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2020年7月10日

アワビ種苗生産・陸上養殖をサポートしたい!

最近注目されている陸上養殖では、真鯛など少数の魚種に限り大学や民間企業が育種での種苗生産を行っています。しかしアワビなど他の魚種は、ほとんど民間で種苗生産をしておらず、県の水産試験場では税金で放流用種苗を生産しており、普通は養殖業者は購入出来ません。

放流用は、できるだけ沢山の親を毎年入れ替えながら使い、色々な組合せで受精させ、成長性だけを気にするのでなく高水温に強い、低水温に強い、飢餓に強い、隠れるのが上手など、見た目で分かりませんが、様々な能力を持った種苗ができるよう遺伝子の多様性に配慮して、絶滅を防ぐためワザとバラけたものを生産しています。

養殖業者が望む、できるだけ早く均一に成長する種苗生産とは、生産方針が真逆です。しかし、養殖業者はそういう事を知らないため、苦労して放流用種苗の余ったものを頼み込んで購入していますが、養殖用に育種されたものではないので成長が遅かったり、水槽飼育のストレスに弱かったりして死んでしまい失敗しています。

そこで、養殖業者が望む性質の稚魚を確保できるよう、施設設計からアワビの種苗生産・陸上養殖のノウハウを提供することにしました。

チャレンジャー

個人
西浜 優 さん

取り組みの背景

現在、天然魚類の漁獲量は右肩下がりです。また、漁師の高齢化の問題もあるため、危険な海上での作業を安全な陸上で行い、天然資源の足りない所は養殖で賄う事が求められています。

サポーターの募集

  お客様を紹介頂ける方

アワビの種苗生産・陸上養殖を考えている方

陸上養殖へ挑戦するには一定の資金が必要なので、お客様との接点づくりが大変です。アワビの生産・養殖に興味のあるお客様を募集しています。

  研究協力者

マダカアワビ養殖の研究開発に協力してくれる方

クロアワビより倍の成長速度で超大型に成長するマダカアワビですが、敏感で弱い貝なので絶滅しかかっており、母貝の確保から種苗生産・養殖が困難です。

まだまだ採算がとれない状態ですが、技術の進歩により歩留まりが良くなってきており、上手くいきだすと他のアワビより魅力があります。

チャレンジャー紹介


西浜 優 さん

初めは地元で海士をしているときに、自分の漁場に水産試験場から購入したアワビの稚貝を放流していましたが、購入費用がもったいないのと、もっと大量に放流したかったため、クロアワビ種苗生産を学びました。

閉鎖循環陸上養殖のベンチャー企業に誘って頂き、NEDO事業で主任技術者として閉鎖循施設建設やエゾアワビ種苗生産を経験しました。その後、漁協の種苗センターでセンター長の時に老朽化した、かけ流し施設の改修も経験し、マダカアワビやメガイアワビなども含め全種類のアワビ種苗生産を行いました。

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