
しまなみ海道大三島で漁協協力のもと、柑橘の香る銀鮭「大三島サーモン」の養殖をスタートさせました。近年各地で話題となっている「ご当地サーモン」ですが、その多くはニジマスを使用しています。
私どもは「銀鮭」を利用し冬場に海上で養殖して、GW頃に全ての魚を水揚げします。その銀鮭に特産の柑橘エキスを与えることで、柑橘の香る大三島サーモンに仕上げています。銀鮭の加工も行うことで、新たな特産品として地域の観光業にも貢献ができることを期待しています。
また、遠隔でのエサやり体験など、都会にいながら養殖を体験できるような仕組みをITを通じて提供します。生産するだけの養殖業だけではなく、養殖業自体を商品として展開していきます。
個人
麦島 康友 さん
取り組みの背景

瀬戸内、しまなみ、島、このキーワードで多くの方はきれいな景色とおいしい魚を連想するのではないでしょうか、しかし、実際は魚よりも柑橘推しなのがしまなみ海道の現状です。
漁業は衰退の一途をたどっています。そんな漁業を盛り上げ、新たな特産品で地域の人にも漁業に目を向けてもらいたい。観光客の期待を裏切らない地域にしたいと思い、銀鮭養殖中心に総合的な展開を行っています。
サポーターの募集

島外、近隣で大三島サーモンを取扱いしてくれる方
広島、松山などの飲食店、ホテル、イベント会場など大三島サーモンを取り扱っていただける方。また、それらへのルートがある方。
4月~5月は鮮魚で提供可能、通年は真空冷凍、加工品は燻製を中心に開発中

都市部へルートのある方
大阪、東京などの百貨店、高級スーパー、飲食店、ホテルなどへの販路がある方。
4月~5月は鮮魚で提供可能、通年は真空冷凍、加工品は燻製を中心に開発中

クール便での配送について相談をしたい

IT、プログラム、アプリ作成が可能な方
インターネットを通じたエサやりや生簀のライブ配信等のシステムの構築を助けていただきたい

現在自分で加工品開発(燻製、瓶詰め等)をしているが、共同開発、OEM、原材料提供など食品加工を共同で行えるパートナー
チャレンジャー紹介

麦島 康友 さん(代表)
前職は東京で不動産営業を行っていました。神奈川県横須賀市出身で小さなころより海に親しんで育ち、将来は海に囲まれた生活をしたいと、この大三島に2018年に移住しました。この2年で漁協の協力のもと養殖業のことを学んできました。来年より銀鮭養殖で独立します。
今後も流通や商品開発などあらゆる面で漁協の協力を得ることが可能です。また、生産するだけではない多角的に養殖業を展開していくことにより、リスク回避がしっかりと行えることが強みになると考えています。
